次のワンフェスに向けて何を作ろうか・・・と考えていた時、丁度読み始めたのが『文学少女』シリーズです。食べてしまうくらい文学を愛している天野遠子。そんなミステリアス（？）な面とは裏腹に、明るく能天気で優しさに溢れたキャラクターです。一冊目を読んで「まぁまぁかな」と思ったら二冊目・三冊目とどんどん面白くなっていきます。四冊目は「ほほぉぉ」っと唸るぐらい面白い！いや〜すっかりやられました。（笑） いざ作るとなると困ったのが、キャラクター絵が安定していないこと。同じ巻ですら表紙と中の挿絵が同一人物だとは思えなくてびっくり。でもその絵がどれもツボだったりするから弱った。「この顔もいい・・・こっちもいい・・・」と作り始めても全然方向性を決められませんでした。最終的には三冊目の心葉くんを迎えに行った時の笑顔を参考にしました。私としては遠子先輩の柔らかな優しさが好きなので。 でも想いとは別で、なかなか製作は進まなかったですねぇ。本申請後もあまり怠けず作ったつもりなんですが、結局出来たのはワンフェス当日の朝方だったし。今回ほど完成見本の提出がなかったことを嬉しく思ったことはありません。あったら間に合わなかったかも。(^^； ワンフェスにてお買い上げくださった方、写真を撮ってくださった方、みなさんありがとうございました。値札には“天野遠子”とあったのに、お買い上げの方ほぼ全員が「遠子先輩ください」と言われたのが面白かった。そーだよね、フルネームより絶対“遠子先輩”だったよね。商品名もそっちで申請すればよかったと、ちょっと後悔しています。（笑）