前回に続き『幻影博覧会』から真夜さんのボディーガード犬、月等（つぐら）です。実は冬目さんに『真夜さんのキセカヱ』を差し上げた時「是非月等も！」とリクエストをいただきました。「よっしゃー！作るか！」とその気になっても、私はお犬さまとふれあったことがあまり無いので自信がもてず、作り出しは“ぶらっと”にお願いしました。しかし“ぶらっと”も作り出してみたものの、元絵がないのでどうもしっくりきません。悶々としていたところ、冬目さんから月等のラフスケッチを頂けることになりました。これによりようやく造形のイメージが固まりました。 ボチボチ作っていた頃、冬目さんから真夜さんと月等用の箱絵を提供して頂きました。この真夜さんを見上げる月等の可愛さに打ち抜かれ、ラフスケッチと同じ正面向きだった月等の首をスパッと落とし、上向きに変更しました。 少し動きが出たことで、最初よりぐっと良くなったと思います。でも正面顔もあれはあれで気に入ってたんだけどね。 完成してみると「犬（動物）を作るのもいいもんだ」とほくそ笑んでいるのですが、犬種的にこのデフォルメ感でいいのか？色はこれで良かったのか？と考えることもあります。動物も奥が深いというところでしょうか。また機会があったら挑戦したいと思っています。 イベントでは真夜さん共々好評をいただきました。写真を撮ってくださった皆さま、お買い上げくださった皆さま、ありがとうございました。

■箱絵をバックに晴れ着姿の真夜さんと月等。　　　　　■普段着に着替えた真夜さんと月等。